車検不要で100km150円!?話題の3輪EV「ビベルトラック」とは
毎日の配送業務で、燃料費と維持費が重くのしかかる。
その悩み、筆者も痛いほど分かる。
しかし、ここで紹介する電動3輪トラック「VIVEL TRUCK(ビベルトラック)」は、その常識を根底から覆す可能性を秘めている。
ビベルトラックとは|車検不要・車庫証明不要の超小型EV貨物車
株式会社バブル(神奈川県伊勢原市)が展開する「VIVEL TRUCK(ビベルトラック)」は、電動トライク技術を応用した小型EV貨物車である。
最大の特徴は、車検不要・車庫証明不要・ヘルメット不要という圧倒的な維持費の安さだ。
登録区分は「ミニカー」で、普通免許があれば誰でも運転できる。
全長2170mm×全幅1070mm×全高1605mmというコンパクトサイズながら、積載重量200kgを確保。
街中での配送や、狭い住宅地、施設構内での運搬作業に最適化されている。

驚愕のランニングコスト|100kmあたり150円で走行可能
ビベルトラックの走行コストは、100kmあたり約150円である。
これは、家庭用100Vコンセントで充電した場合の電気代に基づく試算だ。
ガソリン車の軽バンが100km走るのに約1000円かかるとすると、約85%のコスト削減が実現できる計算になる。
月間500km走行する個人事業主なら、燃料費だけで月4000円以上の節約だ。
年間にすると、約5万円もの差が生まれる。
| 項目 | ビベルトラック(EV) | 軽バン(ガソリン) |
|---|---|---|
| 100km走行コスト | 約150円 | 約1000円 |
| 月間500km走行の燃料費 | 約750円 | 約5000円 |
| 年間燃料費(月500km×12ヶ月) | 約9000円 | 約6万円 |
| 車検 | 不要 | 2年ごと(約5万円) |
| 車庫証明 | 不要 | 必要 |
※走行コストは充電環境や走行条件により変動する。深夜電力プランを活用すれば、さらにコスト削減も可能である。
スペック詳細|積載200kg・航続100km・最高速55km/h
ビベルトラックの主要スペックは以下の通りだ。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 2170mm × 1070mm × 1605mm |
| リアボックス容量 | 縦65cm × 横86cm × 高さ65cm |
| 積載重量 | 200kg |
| 航続距離(1充電) | 最大100km |
| 最高速度 | 55km/h |
| 充電方法 | 家庭用100Vコンセント |
| 乗車定員 | 1名 |
| 登録区分 | ミニカー |
| 保証期間 | 1年または5,000km |
積載量200kgは、宅配便の小荷物や食品配送、施設内の資材運搬などに十分な容量である。
最高速55km/hは、幹線道路での走行には不向きだが、住宅街や市街地での配送には必要十分だ。
ミニカー登録のメリット|維持費が圧倒的に安い理由
ビベルトラックの登録区分は「ミニカー」である。
これにより、以下のような圧倒的なメリットが生まれる。
- 車検不要:2年ごとの車検費用(約5万円)が一切かからない
- 車庫証明不要:駐車場の登録手続きや費用が不要
- ヘルメット不要:運転時にヘルメット着用義務がない
- 普通免許でOK:特別な免許や資格が不要
- 軽自動車税が安い:年間約3,700円(ミニカー税率)
- 重量税なし:自動車重量税の課税対象外
軽バンの年間維持費が約10万円以上かかるのに対し、ビベルトラックなら半分以下に抑えられる。
個人事業主や小規模配送業にとって、この差は決して小さくない。
ドア付きで雨天も安心|実用性を追求した設計
ビベルトラックには、左右にドアが装備されている。
これは、同社の3人乗り電動トライク「VIVEL TRIKE」との大きな違いだ。
雨天時でも濡れることなく荷物の積み下ろしができ、冬場の寒さや夏場の暑さからも身を守ってくれる。
屋根もしっかりと装備されているため、天候に左右されずに業務を継続できる。

どんな用途に最適?|個人事業主・配送業・施設内運搬
ビベルトラックは、以下のような用途で特に力を発揮する。
- 宅配・フードデリバリー:近距離配送で燃料費を大幅削減
- 農業・園芸:畑や温室内での資材運搬、狭い道でも取り回しやすい
- 施設構内運搬:工場・倉庫・ゴルフ場・大学キャンパスなどでの荷物運搬
- 小規模店舗の配達:パン屋・クリーニング店・酒屋などの近隣配送
- イベント運営:機材運搬・設営作業での機動力確保
一方で、以下のような用途には不向きである。
- 長距離輸送(航続100km超)
- 高速道路での走行(最高速55km/h)
- 200kg超の重量物運搬
用途を見極めれば、これほど費用対効果の高い配送車両は他にない。
価格は88万円|初期投資の回収シミュレーション
ビベルトラックの車両価格は88万円(税込)である。
これに、ナンバー取得諸経費と送料が別途かかる。
一見すると高額に感じるかもしれないが、ランニングコストを考慮すると話は変わる。
| 項目 | ビベルトラック | 中古軽バン(50万円) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 約88万円 | 約50万円 |
| 年間燃料費(月500km) | 約9000円 | 約6万円 |
| 車検費用(2年ごと) | 0円 | 約5万円 |
| 軽自動車税(年間) | 約3700円 | 約1万800円 |
| 5年間の総コスト | 約94万円 | 約108万円 |
5年間使用すると、ビベルトラックの方が約14万円安くなる計算だ。
しかも、EVは故障リスクが低く、メンテナンス費用も抑えられる。
長期的に見れば、初期投資は十分に回収できる。
実際の導入事例|どんな業種で使われている?
ビベルトラックは、すでに全国で導入が進んでいる。
公式サイトによると、以下のような業種での採用実績がある。
- 食品配送業者:近隣スーパーへの配達用に3台導入
- 農家:畑と作業場を往復する運搬車両として活用
- クリーニング店:集配用に1台導入、燃料費が月4000円削減
- ゴルフ場:コース整備用の資材運搬に2台導入
特に、1日の走行距離が50km以内の近距離配送業務で高い評価を得ている。

充電はどこでもOK|家庭用100Vコンセントで完結
ビベルトラックの充電は、家庭用100Vコンセントで可能だ。
特別な充電設備を導入する必要はない。
夜間に自宅や事務所で充電しておけば、翌朝にはフル充電状態で業務をスタートできる。
深夜電力プランを活用すれば、電気代をさらに抑えることも可能である。
注意点|向いている用途・向いていない用途
ビベルトラックは万能ではない。
以下の点には注意が必要だ。
| 向いている用途 | 向いていない用途 |
|---|---|
| 1日50km以内の近距離配送 | 100km超の長距離輸送 |
| 住宅街・市街地での低速走行 | 幹線道路・高速道路での高速走行 |
| 200kg以内の軽量貨物 | 200kg超の重量物 |
| 狭い道での取り回し重視 | 悪路・未舗装路での走破性重視 |
用途に合致すれば、最強のコストパフォーマンスを発揮する。
逆に、用途が合わなければ別の選択肢を検討すべきだ。
ビベルトラックは「近距離配送の救世主」である
ビベルトラックは、車検不要・車庫証明不要・100kmあたり150円という圧倒的なコストパフォーマンスを実現した電動3輪トラックである。
積載200kg、航続100km、最高速55km/hというスペックは、近距離配送業務に最適化されている。
価格88万円という初期投資も、ランニングコストの安さを考慮すれば十分に回収可能だ。
個人事業主や小規模配送業にとって、これ以上ない選択肢である。
参考・引用元(出典)


